北極でみる地球温暖化(2)
地球温暖化の深刻な影響のひとつとして北極圏の氷の減少が挙げられますが、北極圏やヒマラヤなどのいわゆる「高山地帯」と呼ばれる地域では、他の地域と比較しても気温上昇のスピードが速いといわれてい地域。
それはデータを見ても明らかで、20世紀(100年間)の間に地球全体の平均気温が約0.74℃上昇したそうですが、北極圏だけでみるとなんと2℃以上も上昇しているそうで、前述した北極圏の氷の減少にも納得せざるを得ません。たとえば北極圏の夏の海上の氷面積の割合でいえば、1970年頃と比べるとなんと3/4まで減少しているといわれ、また海氷の厚さは以前よりも約40%も薄くなっているそうです。
そんな影響は北極に生息する生物にも大きなダメージを与えているのは当然で、たとえば北極圏にしか生息していないホッキョクグマは現在約2万~2万5千頭といわれていますがその数の減少は年々顕著に表われており、IUCN(国際自然連合)の報告によると「レッドリスト」(絶滅のおそれがある野生生物のリスト)にホッキョクグマが載っているのは自然の成り行きかもしれません。
私たち人間はその土地その時の気候に合わせて科学や技術の進歩、開発によって柔軟に対応してきましたが、その進歩や開発こそ、ホッキョクグマのようにその地でしか生きられない動植物の生態系を壊している原因といっても過言ではありません。これからは同じ地球に生きる同じ生命を持つものたちを救う進歩と開発をする必要があるのではないでしょうか。
