北極で見る地球温暖化(1)
地球温暖化の影響として日本では猛暑や暖冬で実感しますが、遠く離れた北極などでも深刻な問題が起きています。
氷山をはじめ海上も厚い氷で覆われていたはずの北極の氷が気温の上昇により溶けだし、たとえば夏の海上の氷面積の割合でいえば、1970年頃と比べるとなんと3/4まで減少しているとか。平均気温が上昇していることはすでに明確で、季節の周期にも影響が出ており年々「冬」が短くなっているため、このまま地球温暖化が進んで二酸化炭素濃度が2倍になると、氷が60%近く減少してしまうといわれています。
そしてこの温暖化がもたらす影響は氷や季節だけでなく、当然のことながら北極に生きる生物にも大きな被害が。北極に住宅を構える方々は住宅と海との距離が縮まることで移動を余儀なくされる、と伝えられていますし、WFF(世界最大規模の自然保護NGO)による衛星を使ったホッキョクグマの追跡調査からも分かるといいます。
私は以前に「北極の氷が少ないせいで、まだ泳げないホッキョクグマの赤ちゃんが死んでいっている」ということを聞いたことがありますが、これはおそらく事実でしょう。
地球温暖化を引き起こしているのは人間なのにも関わらず、罪のない動植物や自然が真っ先に犠牲になっているこの事態をもっと深刻に受け止めるべきではないでしょうか。もちろん、環境保護団体などがあるように取り組んでいる機関はたくさんありますが、これが機関ではなく世界中の人々の中に「環境への意識」が根付くことが大切です。
